

私たちNoCode Journalは、デザインがすべてのテクノロジー製品の生命線であると信じています。
その中で、以前はデスクトップ・ブラウザ用のウェブサイトのデザインが中心でしたが、2010年半ばから現在にかけて、モバイルやタブレット・ブラウザのデザインも求められるようになってきました。
ここでは、ピアフィードバックによってWebデザインの質を高めることを目的としたNoCodeツールについてご紹介します。
カナダのグラフィックデザイナーであり、デザイン教育者でもあるロバート・L・ピーターズは、
「デザインは文化をつくる。文化は価値観を形成する。価値観は未来を決定する」
といいます。
今回紹介するPastryyは、デザイナー、起業家、開発者、あるいはウェブサイトやモバイルアプリのデザインについてフィードバックを得たいと考えている人に、質の高いフィードバックを提供することのできるNoCodeツールです。
Pastryyの唯一の創業者であるAJ Picard氏は、Pastryy、Clava、そしてSauce Designsという、いわゆるコードやNoCodeを通じて製品に命を吹き込むお手伝いをしています。
そして、これまでどうやってNoCodeを知り、自身の道のりを語りました。
2017年、私は起業家になることを決意し、Clavaという自分で考えたソーシャルメディアアプリを推し始めたこと。
そして、この旅の間、AJ Picard氏は大量の人々からフィードバックを求められたり、製品のデザイン/ビルドを依頼されたりしたこと。
その旅の中で、NoCode(ノーコード)スペースに飛び込むようになりました。ここで参加したNoCodeスペースでは、人々のためにウェブサイトやアプリを作るだけでなく、コードの書き方を多少知っているので、自分の製品を作ることも可能なので、AJ Picard氏はここで、今回のPastryyを作るアイディアを得ました。
それから彼は2018年1月頃、Webflowに出会い、自らでNoCodeを使った開発を始めたのです。
「Webflowが与えてくれる自由を見て、飛び込んでみようと思いました」とのこと。このとき作られたツールは2019年11月に発売され、これまで多くのユーザーに使用されてきています。
このツールの理想的なターゲットは、学生デザイナー、フリーランサー、ビジネスオーナー、デザインスタジオ、ソフトウェア開発会社です。
現在、Pastryyには150人のメンバーがいて、そのうち140人はこのツールが支援できた学生で、残りの10人は有料の顧客だといいます。
Pastryyの主な特徴は以下の通りです。
もし今、クオリティの高いクリエイターとして成功したいと願うのであれば、利用を検討してみて下さい。
創業者は、コミュニティの目的について、
「私たちは、デザイナーがサポートを受けることができ、さらに重要なことに、徹底的で質の高いフィードバックを受けてデザインを改善できるようなコミュニティを作りたいと考えています」
と説明しています。
現在、コミュニティには25人のメンバーがいて、デザインの仕事を掲載したり、毎週金曜日にコミュニティが利用できる週刊誌の特典を紹介をしているなど、
コミュニティもかなり活発。もし参加に興味があれば、彼らのSlackチャンネルをチェックしてみてください。
学生やデザイナーの方は、7日間の無料トライアルに登録して、Pastryyがどのようなフィードバックを提供できるか試してみることをお勧めします。
そこでも、デザインをアップロードすると、Pastryyのフィードバックがどのようなものかを直接見ることができるのです。
Pastryyは以下のようなシンプルな価格設定をしています。
学生 – Pastryyのサービスは学生には無料ですので、このツールは学生には有利でしょう。
ほかのプランは3通りで、次の通りです。
ベーシック – ベーシックアカウントでは、100ドルで1つのデザインに対するフィードバックを得られます。また、1つの投稿につき2~5件のフィードバックを受け取ることが可能です。
プレミアム – 月額250ドルのプレミアムプランに登録すると、デザインを無制限に投稿することができます。
エンタープライズ – 詳細はサイトを確認してみて下さいね。
ほかにも、
など、有料アカウントだとこんなにもたくさんのことができるのです。
価格などの確認は、ぜひ公式サイトまで。
Pastryyは、あなたのロゴ、ウェブサイト、モバイルアプリのデザインに質の高いフィードバックを得るための素晴らしいツールです。
Pastryyのウェブサイトをご覧になり、TwitterやInstagramでフォローしてください。
※日本向けにリライトしています。