NoCodeプラットフォームは、あらゆる分野のアプリケーション開発の未来を担うものであり、法曹界も例外ではありません。
あなたが今おこなっている書類作業などをAIが代わりに引き受けてくれる、大量で複雑度の低いタスクを自動化できるプラットフォームが、NoCodeでできるのです。
今回は、弁護士が今日から使える業界内のプラットフォームと製品をいくつか紹介しましょう。
弁護士の方から、専門的な知識を扱う方は必見ですよ!
【5本のツールを紹介!】秘書代わりとしても活躍するNoCodeツール
弁護士やその他専門家が法務において、複雑度の低いタスクを日々の業務の中でこなしていくには、膨大な労働時間が必要です。少しでも軽減させていくためには、秘書という人出も必要になりますが、その余裕もない!すぐに作業を効率化させたい!と思うことも少なくないでしょう。
まずはどういったNoCodeツールがあるのか、今回は5本のツール、プラットフォームをピックアップして紹介します。
【あなたの秘書?】受賞歴もあり、作業の自動化を担うNeota Logic
受賞歴のあるノーコードのAI自動化プラットフォームの1つが、Neota Logicで、サービスのあらゆる側面を自動化するアプリケーションを構築し、幅広く使いやすいツールを専門家に提供しています。
Neotaがサポートしている機能は、クライアントのオンボーディング、トリアージとルーティング、セルフサービスの法律・政策アドバイス、文書ドラフティング、新規事業の取り込みと分析、専門家による意思決定、ビジネスプロセスの自動化、データ分析とレポートです。
Neota Logicは安全なクラウドベースのソフトウェアで、Neota Workbenchからボタンをクリックするだけでアプリのプロトタイピングを開始し、公開することができることが特徴的。特にデータ分析ツールを使って使用状況を監視することで分析と強化を行い、アプリに改良を加えられるという、大きなメリットをもちます。
現在まで、法務、監査、税務、金融サービス、保険など、さまざまな業界のプロフェッショナルサービスをNeotaで自動化させてくれるので、これらの専門的なサービスを手頃で便利に顧客へ提供できます。大量で複雑度の低いタスクを自動化するNeotaは、より多くの仕事をこなしてくれるよう尽力してくれるのです。自動化させることにより、専門家はより複雑なアドバイザリーサービスに集中することができますよね。
Neotaのアプリケーションを利用したサービスでは、新規顧客の獲得と維持が可能です。
また、24時間365日のアクセスが可能なため、お客様やビジネスパートナーが昼夜を問わずプロフェッショナル・サービスにアクセスも可能。つまり、顧客側は正確で一貫したアドバイスを受けられるサービスの提供ができるということです。
顧客やビジネスパートナーが、専門家のアドバイスをすぐに受けられるようにして、コンプライアンスを維持も期待できるでしょう。
URL:https://www.neotalogic.com/
意思決定の自動化もさせるツールBryter
Bryterは、意思決定を自動化する最先端のNoCodeプラットフォームで、専門家が迅速かつ効率的に知識を提供できるようサポートしてくれるツールです。
ノウハウやタスクをデジタル、スケーラブル、インタラクティブなアプリケーションに変えるために必要なすべてのツールを提供する本物のNoCodeプラットフォームを提供している、Bryter。
特に得意としている作業は、複雑な法的タスク、ワークフロー、プロセス、および意思決定(推論)です。
Bryterには、弁護士やその他のビジネスエキスパートが法務部門で直面する繰り返しの問題を自動化するために必要な機能がすべて含まれており、プログラミングの専門知識は必要ありません。
そして、実績としてすでに以下のような法務業務における多くの障害の解決も成功させている点も特徴のひとつといえるでしょう。
- インテークツールによる構造化データの取得
- セルフサービスアプリやチャットボットによるリーガルサービスの拡大。
- リーガルオペレーションの効率性を測定し、継続的に改善する。
もし今作業の効率化および、すでに業界で活躍しているNoCodeツールを知りたいと考えているのであればBryterを活用してみませんか?
【把握しているから使いやすい!】実際の弁護士が開発したVisiRule
VisiRuleは、使いやすいLowCodeおよびNoCodeのグラフィカルなツールで、実際にいる弁護士の長年の経験を取り込み、その知識をセルフサービスのリーガルエキスパートシステムやインテリジェントなチャットボット、またはAIとしてサービスの提供をしています。
弁護士が弁護士のために設計したVisiRuleは、すぐに習得できますが、主に次の場面で非常に使いやすいと感じるでしょう。
- 法律事務所が介入しなくてもクライアントが利用できる新しいサービスのアプリを作成する
- 契約分析ツールを使ってリスク要因を考慮した自動化されたスマートな法的文書のレビューを行う
- インタラクティブな質問と回答に基づく意思決定サポート
- 利口なチャットボットでクライアントの関心を引き、問題について情報やガイダンスの提供
- より複雑な法的アドバイスに対する需要増加のサポート
- 説明文へのリンクを持つインタラクティブな質問によって、法的文書を生成
- 状況に応じたアドバイスシステムを開発し、提供することで、法規制遵守のサポート
以上の場面で実際に「サポートを受けたい」と感じるのであれば、まずは使用を検討してみませんか?
URL:https://www.visirule.co.uk/
【顧客と弁護士のマッチング?】時間の節約と顧客の優良化を推進するJosef
Josefは、法的サービスがよりアクセスしやすく、効率的で、シームレスであることを望む弁護士とその顧客のために作られたツールです。
アメリカ、イギリス、オーストラリア内では、弁護士の助けを必要とする人の大半が法的支援を求めていないため、弁護士が専門的な法的知識につながるように、弁護士のために設計しました。
いつでもどこでもクライアントのインタビュー、トリアージ、またはFAQを処理するボットを構築するなどのサービスを提供するJosefは、手紙から契約書を作成したり、書類作成の即時自動化も可能です。
同社のリーガルソフトウェアを使えば、すぐに情報やインサイトを得ることができ、プラットフォーム上でボットのブランディング、統合、アップデートを簡単に行うこともできます。
つまりJosefは、時間を節約し、クライアント・エクスペリエンスを向上させ、弁護士が重要なことに集中できるようにするのです。
【内容領域専門家は必見!】自動化とDXを促進させるBerkley Bridge
Berkley Bridgeは、ドメインエキスパート(内容領域専門家)が、コンピュータの専門家やプログラマーの助けを借りずに、自分の専門知識を利用できるようにするツールです。
法律分野は急速なペースで変化していますね。
例えば、ますます要求の厳しいクライアント、プレッシャーのかかる料金、急速に変化する(複雑な)法律や規制、競争の激化など、重要になるその時の対応もイレギュラーであり、その都度作業も積み重なっていくでしょう。
Berkley Bridgeの創業者は、知識の共有がリーガルチームの成功の基礎であると信じていて、いわゆる成功を収めるために、法律事務所のコアプロセスの自動化とデジタル化を成功させる必要があるのです。
そのコアプロセスと、自動化とデジタル化は次のシーンがあげられます。
- 法律知識とアドバイスシステム
- ドキュメントオートメーション
- クライアント・インテーク・プロセス
どこかの場面で自動化、デジタル化の促進および推進をさせたいと考えているのであれば、Berkley Bridgeを活用してみませんか?
URL:https://www.berkeleybridge.com/
まとめ
今回ご紹介した企業は、決してすべてを網羅しているわけではありませんが、膨大な労働量に対して少しでも効率化させるための支援をしていることは明らかです。
そして、今回の記事に関しても、法律業界におけるNoCodeおよびLowCodeの市場空間を理解するための最初の試みに過ぎませんが、これらのツールは、弁護士や法律事務所を助けるだけでなく、クライアントとのやりとりを減らし、文書処理をより自動化することで、クライアントとのやりとりをスムーズにするのです。
法律相談を必要とする人にとっては、より身近な存在となりますね。
その利点は、開発プロセスをスピードアップし、アプリケーションを展開した後のメンテナンスを容易にし、弁護士が使用するツールを身近に感じ、より良いサービスを提供する可能性を高めることができることです。
※日本向けにリライトしています。