ブラウザにウェブサイト(www.twitter.com)を入力すると、Twitterのリモートサーバーにリクエストが送信されます。
ブラウザはレスポンスを受け取ると、コードを解釈してページを表示します。私たちが普段使っているSNSのTwitter社のサーバーはAPIなことを知っていますか?
アプリケーション・プログラミング・インターフェースは、複数のソフトウェア仲介者間のやり取りを定義するコンピューティング・インターフェースです。
呼び出しや要求の種類、その方法、使用するデータフォーマット、従うべき規約などを定義するのですが、ウェブ上のページにアクセスすると、必ずリモートサーバーのAPIと対話することになります。
そして、ほとんどの大企業は、顧客や社内用にAPIを構築しているのです。
複雑に考えてしまうと、よりわからなくなってしまいますよね。安心してください。NoCode(ノーコード)には解決策があるのです。
今回はNoCodeのひとつである、Presto APIについて紹介します。このAPI用のNoCode(ノーコード)ツールを触ってみましょう。
PrestoAPIの特徴と目的
PrestoAPIは、ニュージャージー州ティーネックに本社を置くITソリューション企業、3nom ITの内部プロジェクトとして始まりました。
NoCode Journalは、PrestoAPIについて、3nom社のフルスタック・デベロッパーであるAndrew Zamore氏に話を聞いています。
PrestoAPIは、数分でAPIを構築できるNoCode(ノーコード)のREST APIツールです。
アカウントを登録すると、接続されたデータベースからRESTful APIのエンドポイントを生成するためのデモやドキュメントが用意されているので、すぐに始められることが特徴的で
RESTful APIの作成には、
- データソースへの接続
- プロジェクトの作成
- API用のエンドポイントの作成
以上の3つの簡単なステップから始まります。
RESTful APIを作成する最初のステップは、データベースをPrestoAPIに接続することです。
データベース接続を作成した後、プロジェクトを作成することができ、1つまたは複数のデータベースに接続されたワークスペースを開くことができます。
プロジェクト内では、管理者はユーザーの役割を管理し、ユーザーはプロジェクト固有のエンドポイントを定義していることも特徴的でしょう。
そして次のステップはAPI用のエンドポイントの作成です。
API用エンドポイントとは、データソースからデータの作成、読み取り、更新、削除を行うためのカスタマイズ可能なURLエンドポイントとなり、そのプロジェクトに関連したURLプレフィックスが与えられ、あらゆるアプリケーションでアクセスできるようになっていて、現在はSQL Server、MySQL、PostgreSQL、MongoDB、Oracleデータベースシステムなどのデータベースシステムをサポートもここで担っています。
PrestoAPIは、Get、Post、Put、Deleteの各メソッドをサポートしており、それぞれにクエリパラメータ、認証ヘッダ、カスタムクエリ、特定のテーブルカラムなどのカスタマイズが可能です。
ほかにも、
- 認証タブを追加することによりプロジェクト認証の設定
- APIリソースのロールべースの認証を管理すること
- 特定のリソースをユーザーがアクセスするためのユーザーロール管理
などができ、情報はデータベースに保存されるため、セキュリティを心配する必要がないだけでなく、アプリケーション全体または特定のプロジェクトのユーザーに役割を割り当てることもできるのです。
このセキュリティは、Identity Server、OAuth 2.0、およびActive Directoryによって確保されています。
PrestoAPIの料金プラン
以下の3つのプランからお選びいただけます。
- 無料 – 月々0ドル:1ユーザー、1データベース、1プロジェクト、10エンドポイントを表示します。
- プロ – 月々149ドル:ユーザー数5名、データベース数10個、プロジェクト数10個、エンドポイント数50個です。ユーザーロール、カスタムスクリプト、API統計を管理可能です。
- エンタープライズ – 価格についてはPrestoAPIにお問い合わせください。
エンタープライズでは、ユーザー数、データベース数、プロジェクト数10、エンドポイント数50が無制限です。また、ユーザーロール、カスタムスクリプト、API統計、Active Directory、およびVPN IPSecトンネルを管理することも可能です。
まとめ
このNoCodeツールを使えば、プログラマーでない人でも、広範囲な技術的専門用語を知る必要性を感じることなく、基本的な部分を理解できるでしょう。
なぜなら、PrestoAPIは、コーディングをほとんど必要とせずに、APIキーでAPIを構築し、アクセスすることができるだけでなく、このツールの導入により、「技術間の統合」が誰の仕事であっても重要な作業のひとつという認識が生まれるためです。
※日本向けにリライトしています。